前回の続き!アナログ録音aco106演奏から
「DOORS」aco106 ※リリースしてないので、視聴短縮版です
さてさて、この録音はめっちゃ最近ですね。
4トラックの中に収めるという事で、AgLINE、AgMic、Horn L mic、Horn R mic、の4トラックで録りました。もちろん一発録音です。
acoは基本的には3人編成ですが、この日はアキーラtbも参加してたので、3菅編成。アコースティックギターはラインとマイクを混ぜないと、ナチュラルではないので2トラック必要。合計5トラックいるのですが・・・。迷った挙句、3人のホーンセクションは2本のマイクでステレオ収音しました。
Tbは若干音がでかいので、遠くに立っています。
ホーンセクションはステレオ収音なので、若干部屋鳴りのする音になりました。マイクはリボンマイクを使っております。(これもまたアナログというか古いテクノロジーです。ビートルズっぽい感じで録れる。よく言えば柔らかい。悪く言えば解像度が低い)
ギターはラインとコンデンサーマイクの2トラック使いました!リーダーだから贅沢にw
録ってみての感想ですが、まずは驚きの音質。圧倒的生演奏感。結構理想に近いイメージです。
ホーンのステレオ収音(それぞれにマイクを向けない)もある意味面白い録音方法かと。
それぞれにマイクを近づけて録ると、同時録音しているので被りの音が各楽器の音の位相に対して悪影響を出します。逆にステレオにしてしまえば、被りの音の位相差は気にならなくなる。これは、単純ゆえに今まで気づかず試したことがない手法でしたが、大発見です!
じゃあ、個別のブースで同時に撮ればよいではないか。となりますが、セクションはやはり隣にいる状態で録った方が良いと思います。雰囲気もでますし、恐らく共鳴もしているのではないでしょうか。なんとなくですが、一体感のある音になる気がします。
欲を言えば、ホーンにはリボンマイクではなくコンデンサーマイクの、AKG C414のペアとか使いたいな。2本で15万くらい・・・。いずれ買います!
ミキシングは極力MTRのつまみをグリグリして終わらしました。
ミックスダウンと呼ばれる作業 (たくさんあるトラックを処理を施し、LRの2トラックにまとめる) までは、完全にアナログ。ここでやっとデジタルが出てきて、2ミックスに軽くリバーブをかけ、音圧調整してマスタリング。できあがり!
せっかくアナログ回帰したので、リバーブとかコンプレッサーとか、単体エフェクター・アウトボード類少しづつ揃えていきたいな。今は何もない状態ですので。
と、乱文でレコーディング&ミックスに関しても書きましたが、どこかの誰かがちょっとでも参考にしてくれると嬉しいです!質問は受け付けます!
先日ロングセラー岩井くんと、アナログMTR談議で盛り上がったのですが、その時話していた内容でアナログのいい所として、EQ等いじった時に波形が見えないことだと話しておりました。
音が波形として見えてしまうと、高い音を上げたいとなった時に、ついつい目で見て、これはやりすぎかも・・・。とか思ってしまうものです。つまみをいじる場合、見た目ではどういう状況かわからないので、自の耳だけを信じれます。これは久しぶりにアナログを触ると、非常に大切なことだとわかります。
ということで、もっと自分を信じて、これからも頑張っていきたいと思います!
今回4曲ほどaco106で録音しましたので、タイミング見てリリースしたいと思ってます!
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